こんにちは!両学長の著書『お金の大学』を読んで、コツコツと「人生の自由」を目指して行動している ぶちmum です🙋♀️
今日は、【守る力】防災バッグ|赤ちゃん編!
1.はじめに:赤ちゃんが加わると、防災バッグはこう変わる
前回、我が家の防災グッズを「一次持出(白袋)・二次持出(銀袋・黒袋)・家に常備」の3層に分けている話を書きました。
▶ あわせて読みたい(土台の記事) 防災リュック、作って終わってない?10年更新し続けたExcelリストの中身を全公開今回はその続きで、そこに赤ちゃんが加わるとどうなるかの話です。
この記事で分かることは、この3つ。
- 赤ちゃん用に「何を足したか」の実物リスト(0〜1歳のとき)
- 荷物を増やさないための代用の考え方
- 母乳育児だったのに、ミルクを入れていた理由
10年以上前に作ったものなので、今の商品事情と違うところもあります。そこは正直に書きますね😌
2.赤ちゃん連れの避難は「親の両手をあける」から逆算する
中身の話をする前に、どうやって持ち出すかの話をさせてください。ここが決まらないと、何をどこに入れるかも決まりません。
我が家の想定は、リュック(白袋)を背負って、斜めがけのショルダーをかけて、子供は抱っこ紐。
とにかく両手をあけておきたかった。何が起こるか分からない中で、ドアを開ける・手すりをつかむ・子供を支える。片手がふさがっているだけで、できないことが一気に増えます。
この持ち方から逆算して、持ち物は3つにまとめました。
- 白袋(リュック)…背負う。家族共通の一次持出
- 子供BAG(茶色のショルダー)…斜めがけ。赤ちゃん用の荷物
- ママBAG(いつものカバン)…子供BAGの中に入れて持ち出す
3つとも持つのは親です。 「子供BAG」という名前ですが、子供が背負う袋ではありません。0〜1歳ですから当然ですよね。子供が自分で背負う袋の話は、小学生編で書きます。
そしてママBAGも抱っこ紐も、防災用に新しく買ってはいません。
- ママBAG…いつものカバンに、避難前に必要なものを足す方式。リスト上は□のチェック欄で、詰めながら確認できます。普段使いのカバンなら中身を把握しているので、「あれどこだっけ」が起きません
- 抱っこ紐…当時はほぼ常に使っていたので、普段のものをそのまま持ち出す前提。防災用にもう1つ買うことはしていません
3.名札は「しゃべれない子の代弁者」になる
赤ちゃん用に足したもので、いちばん大事だと思っているのが名札です。腕に巻くタイプのものに、次の4つを書いておく想定でした。
- 保険証のコピー
- 出生時の異常の有無
- アレルギーの有無
- 予防接種の経過
なぜこの4つなのか。赤ちゃんは自分のことを何も説明できません。 名前も、アレルギーも、持病も。
名札というと「親とはぐれたときのため」を思い浮かべますよね。もちろんそれもあります。でも私がいちばん想定していたのは、親が答えられない状態のときでした。
親がケガをして意識がない。パニックで頭が真っ白になっている。搬送されて子供と別の場所にいる。そういうとき、この4項目が書かれた紙が、その子の代わりに説明してくれる。
……と、ここまで熱く書いておいて、正直に告白します。
この名札、10年間ずっと「未」のままです😱
Excelのリストに「未」と書いたまま、一度も用意できていません。一番大事だと思っているのに、一番後回しになっていました。しかも家族写真も同じく「未」のまま。書けば5分で終わるものほど、後回しになるんだなあとつくづく思います💦
なので、もしこの記事を読んで「やらなきゃ」と思うものがあるとしたら、名札だけでいいです。 紙とペンがあれば、今日書けます。
4.荷物は「代用」で減らす
赤ちゃん用の備えというと「あれも要る、これも要る」と足していきがちです。でも実際にリストを作ってみると、荷物がパンパンに。
そこで、何かで代用できないかといろいろ考えてみました。
我が家のリストには、こんな感じでメモしています。
- 使い捨て哺乳瓶 → マグマグで対応
- おしゃぶり → マグマグの先に布を詰めて代用
- ベビーフード → 防災用に買い足さず、家にストックしているものを回す
ベビーフードは、防災用に別で買うのではなく普段使っているストックを回していました。 賞味期限も自然に新しいものに入れ替わるので、これがいちばんラクです。
どれも「専用品を買い足さない」ための工夫です。専用品をひとつ減らすたびに、袋が軽くなります。
ただし、ここで注意!
マグマグで代用できるのは、その子が自分で飲めるようになってからです。 新生児期はその子に合った哺乳瓶が必要で、代用はききません。我が家がこの代用に切り替えたのも、子供がマグマグを使えるようになってからでした。
月齢によって「代用していいもの」は変わります。今のお子さんの月齢に合わせて判断してくださいね。心配な場合は、かかりつけの医師や助産師さん、自治体の窓口に相談するのがいちばん確実です。
5.母乳育児だけど、ミルクを入れていました
この記事で、いちばん書きたかったのがこの章です。
我が家は母乳育児で、普段ミルクは使っていませんでした。 それでも防災バッグには、粉ミルクのキューブを3日分入れていました。
災害のような大変なことが起きると母乳が出なくなることがある——そう聞いたことがあったんです。医学的にどうかを私が語れるわけではありません。ただ当時、そう聞いて「もし出なくなったら、この子は何も食べられない」と怖くなったんです。
実際には、避難するような事態は起きませんでした。だからこのミルクは使わずに済んだため、レビューできるような使用経験は私にはありません。
それでも、備えていたこと自体には意味があったと思っています。「出なくなったらどうしよう」の対策を事前にしておくことで、安心することができました。
キューブを選んだ理由
粉ミルクの中でもキューブ(固形)を選びました。理由は単純で、計量の手間がないこと。
暗い中で、動揺しながら、慣れないスプーンで粉を量る。想像しただけで無理そうでした。キューブなら「〇個入れる」だけで済みます。
お湯の問題は、白袋の発熱剤で解決するつもりでした
粉ミルクで避けて通れないのがお湯です。我が家は白袋に発熱剤と食品加熱袋を入れているので、これでお湯は用意できると考えていました。
ただ、正直に補足しますと、調乳には70℃以上のお湯が必要とされています。発熱剤で温めたお湯が確実にその温度になるか、そして飲める温度まで冷ますところまで含めて考えると、災害時の温度管理は簡単ではありません。 ここは「用意はしていたけれど、試したことはない」というのが正直なところです。
今なら、液体ミルクという選択肢があります
1番下の子が赤ちゃんの時、液体ミルクを試供品でいただきました。
液体ミルクであれば、お湯を沸かす手間も温度管理も気にする必要がありません!
1番下の子も母乳育児だったため、そのまま防災グッズに入れていました。(味や飲みっぷりは使用していないので不明💦)
お湯がいらない——これは災害時には本当に大きいです。開けてそのまま飲ませられます。
とはいえ、液体ミルクにも弱点が。重くて、かさばることです。持ち出す袋に3日分入れるとなると、なかなかの荷物になります。
| キューブ(粉) | 液体ミルク | |
|---|---|---|
| お湯 | 必要(70℃以上) | 不要。そのまま飲める |
| 重さ・かさ | 軽い・かさばらない | 重い・かさばる |
| 手間 | 個数を数えるだけ | 開けるだけ |
| 向いている場面 | 3日分をまとめて持つ | 避難直後・移動中 |
結論としては、どちらか一方ではなく併用が現実的だと思っています。液体を1〜2本だけ入れて「避難直後をしのぐ用」にして、残りはキューブで軽くまとめる。今から作るなら、私はそうします。
6.赤ちゃん用に足したもの、ぜんぶ公開します
では、上の子が1歳前後の頃のリストから、そのまま転記します。
子供BAG(茶色ショルダー)の中身
- おむつ3日分(その月齢に合ったサイズ×3日分目安)/おしりふき/消臭ポリ袋
- 着替え
- 粉ミルクのキューブ3日分/使い捨てスプーン
- 除菌シート/洗浄綿/ポケットティッシュ
- おもちゃ(布絵本)
- 毛布
- 名札(※10年間ずっと「未」)/家族写真(※これも「未」)
ママBAGに追加する分
- 保険証入れポーチ
- 着替え1式(冬は羽織もの、夏は帽子)
- おむつ一式(おしりふき・袋)
- 授乳ケープ/マグマグ
- 子供のおやつ/子供の薬
- 緊急ホイッスル
長期避難になりそうなら追加する分(3日分)
- 子供靴(歩けるようになったら)
- パーカーなどの羽織もの
- 下着・着替え3日分
- 子供の保湿クリーム/帽子
- バスタオル・ハンカチ・ガーゼ
この中から2つだけ、補足させてください。
① 洗浄綿
地味ですが、断水を想定すると効きます。手も口も洗えない状況で、個包装で清潔なまま使えるものがあると安心でした。おしりふきと役割が似ていますが、口まわりに使えるのが違うところです。
……とはいえ、大きくなってきたらおしりふきでガサガサ拭いてましたけどね!😂
② おもちゃは「布絵本」
軽い・音が出ない・洗える。この3つで布絵本を選びました。当初はぬいぐるみも候補に入れていたのですが、かさばるので見送りました。
「音が出ない」を条件にしたのは、避難所を想像したとき。子供がいると、どうしても音は出ます。泣き声は止められません。だからこそ、止められる音は減らしておきたかったんです。赤ちゃん連れは、自分が音を出す側になりうるので🙏
③ 嵩張るおむつは、圧縮パウチで
おむつは3日分ともなると、リュックの容量をかなり圧迫します。そこで、圧縮用のパウチに入れてできるだけコンパクトにまとめています。地味ですが、これだけで袋の中の余白がかなり変わりました。
ゼロから揃えたい人向けに
うちは手持ちのものを詰めましたが、赤ちゃん用の防災セットも売られています。これから一式揃えるなら、必要なものがまとまっているので早いです🍼
7.子供が増えても、袋の構成は変えなくていい
子供が増えても、袋の構成そのものは変えませんでした。 増えたのは消耗品の数だけです。おむつが2人分、マグマグや、その時の状況に合った離乳食、おもちゃの種類。袋を増やしたり、分け方を変えたりはしていません。
ただし、サイズと種類は必ず見直す
おむつは成長するにつれて、どんどんサイズアップしていきますよね!
せっかく入れておいたのに、すでにサイズアウトしていて履けない……となると意味がありません。実際、我が家のリストでもおむつのサイズは1年で1段階上がっていました。
だから、定期的な見直しが必要です。
1年で「不要」に変わったもの
ちなみに、たった1年で「不要」マークが付いた項目がこれだけあります。
- ベビーフード
- ベビー用おやつ
- 使い捨て哺乳瓶(→マグマグで対応)
- おしゃぶり(→マグマグの先に布を詰めて代用)
- 布おむつセット(おむつカバー・おむつライナー)
赤ちゃん期は、一番モノが多くて、一番早く古くなる時期です。月齢が3か月違うだけで必要なものが変わりますし、おむつのサイズも食べるものも変わっていきます。
リストにしておくと、見直しが5分で終わる
「何を足すか」ではなく「いくつに増やすか」「種類は問題ないか」だけ見ればいいので、家族が増えたときの見直しが5分で終わります。リストで管理していてよかったと思う瞬間です。
我が家は年2回、5月と11月に見直しています。その理由は土台の記事に書きました。
▶ あわせて読みたい 防災リュック、作って終わってない?10年更新し続けたExcelリストの中身を全公開幼児編(9月7日公開予定)では、おむつ卒業前後の切り替えと、おやつ・おもちゃ選びの話を書きます。
8.おわりに:名札だけなら、今日書けます
赤ちゃん用の備えは、「足す」より「代用して減らす」。これが10年やってみての実感です。
そして、母乳育児でもミルクは入れておく。使わずに済めばそれが一番いいですし、我が家は実際に使わずに済みました。「使わなかった備え」は、失敗ではありません。
防災グッズの管理は、『お金の大学』でいう「守る力」そのものです。資産を守る話と家族を守る話は、地続きだと思っています。「守る力」の記事はこちら。
最後に。ここまで読んで「うちは何もできていない」と落ち込む必要は、まったくありません。10年更新している私でも、名札は「未」のままです😂
今日ひとつだけやるなら、名札を書く。 紙に4項目書いて、袋に入れるだけです。それで十分だと思います☺️
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!